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木質チップの安定供給に向けた増産体制|飯森木材株式会社

豊かな日本の森林の放置が環境問題に

国土の約7割を森林が占める世界有数の森林大国、日本。戦後から高度経済成長期にかけて植林された人工林は豊富な森林資源をもたらすまでに成長しました。しかし現在、日本の森林は間伐などの手入れがなされないために荒廃し、危機的状況にあります。荒廃した森林は、台風や大雨などによる土砂災害や雨水の浄化機能低下など、私たちの生活にさまざまな悪影響をもたらします。さらに、地球温暖化の原因とされている二酸化炭素の吸収量が低下し、日本の温室効果ガス排出削減目標も達成が憂慮されています。

国産材の価格低迷がもたらす悪循環

間伐をはじめとする森林整備が進まない根本的な理由として、国産材の価格の低迷があります。現在、供給木材の8割を占める外国産材に押されて国産材の価格は下落し、間伐をはじめとする森林整備や、主伐(収穫のための伐採)を行っても採算がとれず林業従事者は減少の一途をたどっています。また、林業以外に目立った産業のない山村地域では、林業の衰退とともに、地域の活力低下を招き、更なる林業離れ、森林荒廃という悪循環に陥っています。

未利用木材の需要増大へ。木質バイオマス発電の可能性

間伐材や枝葉など、採算性や需要の低い林材は山林から搬出されずに放置されるケースが目立ち、こうした未利用木材は年間約2000万㎥も発生しています。この豊富な木材資源の利用目的として注目されているのが、未利用木材を燃料としたバイオマス発電です。従来はコスト面から建築廃材中心でしたが、平成24年7月に開始された「再生可能エネルギー固定価格買取制度」をはじめとする、国の補助事業に後押しされ、現在は森林と林業の再生を担う事業としての期待が高まっています。弊社は、地域の森林資源によって生まれた利益を地域に還元すべく、地産地消型の循環システムの構築を目指しています。