Our
Business

03

Thinned Wood 間伐材等のチップ化

森林バイオマスセンター 間伐・皆伐材等の未利用材から
木質バイオマス発電用燃料チップを製造しています

FIT制度により未利用材の燃料化が可能に。

日本初の木質バイオマス発電所へ燃料チップを供給。

これまで、木質バイオマス発電の燃料供給は、ほとんどが建築現場やリサイクル業者などから排出される木廃材によるもので、未利用木材は山林からの集積・運搬コストがかかり、利用促進が図れませんでした。しかし、「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」が開始され、未利用木材を燃料とする木質バイオマス発電の売電価格が設定されたことで、未利用木材の市場価値が上がり、採算性が改善されました。平成24年10月には、日本初の木質バイオマス専焼発電所として建設された『ミツウロコ岩国発電所』が、既設発電所として国内初となるFITの認定を受けました。この発電所には当初より弊社が燃料チップの供給を担ってきましたが、この制度導入により木廃材中心から、未利用木材の燃料化が可能となり、木質バイオマス発電導入が進展する中、課題であった安定供給の確保が実現できました。

林業の近代化で高効率・低コスト化を実現。

間伐・皆伐材の
調達コスト低減へ。

間伐・皆伐材は、その調達コストの高さが懸念材料となっており、チェーンソーを使って木を伐倒して枝を払い、ウインチのような簡単な機械で引き出す従来の人力を中心とした調達方式から、高性能な林業機械を複合した、より高効率・低コストな作業が求められていました。 弊社は、これらの要求にいち早く対応すべく、伐倒、枝払い、玉切り(利用しやすい長さに切る)、集積を一貫して行うことが可能なハーベスタや、フェラーバンチャー、世界トップクラスの処理能力を有する高機能木質チッパー等の高性能林業機械を導入するとともに、宇部市・下関市に中継所となる「森林バイオマスセンター」を設置。林道確保にはじまり、丸太材への加工、燃料チップ化の一連工程における「林業の近代化」を積極的に進めています。

上段:森林バイオマスセンター下関工場 中段:自社による間伐作業 下段左:間伐した杉・ヒノキ材
下段右:木材のチップ化およびトラックへの積載作業

高性能林業機械導入による好循環